10月13日(金)、東京 上野の東叡山寛永寺の大書院にて記者会見が開かれ、2025年に同寺が迎える創建400年の記念事業の象徴として手塚雄二が描いた天井画《叡嶽双龍(えいがくそうりゅう)》が奉納されると、正式に発表されました。
会見に登壇したのは手塚雄二の他、東叡山寛永寺貫首の浦井正明氏、寛永寺檀家総代、德川宗家19代当主、德川記念財団理事長の德川家広氏、台東区長の服部征夫氏。また天井画の制作協力者である加来万周、永井健志、松下雅寿ら3氏も同席しました。
寛永寺から正式に天井画の制作が依頼されたのが令和2年10月5日、翌年の4月20日に寛永寺・霊殿でアトリエ開きの法要が行われ、本格的な制作がスタートしました。コロナ禍の真っ只中、手塚雄二は初めて挑む龍の超大作に意識を集中させ、来る日も来る日も唯一無二の龍の姿を追求してきました。縦6メートル、横幅12メートルの大画面に舞う阿吽の龍に、手塚雄二は全身全霊で立ち向かってきました。この前代未聞の天井画がまもなく完成します。
約1時間の会見の中ではこうした天井画制作の経緯のほか、制作中の苦労話なども語られました。